モノや文化、人などを新たに生みだす人。
既に価値あるものに磨きをかける人。
伝統を守り優れたモノを創り続ける人など、福井の「つくりびと」の声をご紹介していきます。
提供:福井の地酒 九頭龍
第6回のつくりびとは福井市にある青山眼鏡株式会社 専務 メインデザイナーの青山嘉道(あおやま・よしのり)さんです。
2000年に青山眼鏡が立ち上げたアイウェアブランド「FACTORY900」の新作が、9月にパリで開催されためがね界のアカデミー賞と言われる「シルモ・ドール」で、サングラス部門で特別賞を受賞しました。
FACTORY900は、福井市にある青山眼鏡の自社工場でデザインから製造まで、ほぼ全ての行程を自分たちの手で行う工場ブランドで、アニメーションや映画で表現される近未来からやってきたような斬新で洗練されたデザインが特徴のメガネです。ブランド名は、青山眼鏡の福井県眼鏡工業組合での登録番号900に由来しています。今年はブランド創設15周年。東京表参道に念願の直営店がオープンし、2回目となるシルモ・ドール受賞が花を添えました。青山さんは、そのメインデザイナーでいらっしゃいます。まずは、シルモ・ドール受賞についてお話を伺いました。
美しさとは、非日常の中に受け手が感じるもの。そのスイッチを押せるような新しいデザインを目指したいと青山さんはおっしゃいます。首都圏で積極的に情報発信するためにオープンさせたFACTORY900 TOKYO BASEでは、今まで聴くことができなかったユーザーの声をダイレクトに聴くことができるという思わぬ副産物も手にしました。よりユーザーに寄り添いながら時代の空気感を究極の美というデザインに落とし込む。そして海外にも果敢に挑戦する。青山さんはデザインという無限の可能性を自由に、自在に表現します。
FACTORY900 Official Site http://www.factory900.jp/