モノや文化、人などを新たに生みだす人。
既に価値あるものに磨きをかける人。
伝統を守り優れたモノを創り続ける人など、福井の「つくりびと」の声をご紹介していきます。
提供:福井の地酒 九頭龍
第11回のつくりびとは
龍泉刃物 代表取締役社長 増谷浩司さんです。
およそ700年もの歴史を重ねる越前打ち刃物に新しい風を吹かせる龍泉刃物。見事な切れ味と優美なデザインで世界を席巻するステーキナイフ「アシンメトリー」は3年待ちというヒット商品です。このヒットまでの道のりは旅先で出会った増谷さんの悔しい想いが出発点になっています。
龍泉刃物は、昭和28年に創業。高い技術で質の高い刃物を製造していました。増谷さんは家の中に包丁が並ぶような環境で生まれ育ちました。高校卒業後は自らも職人の道を歩みます。
自分たちが作ったナイフに自分たちの名前を刻みたい。作り手がもつごく当たり前の想いが叶えられなかった時代は終わり、今では「龍泉刃物」だから欲しいという龍泉刃物ファンが世界に広がっています。
増谷さんは出張などご多忙な社長業の中、「本当はもう少し腰を据えて新しいことを考えたり、新しいものを作ったりしたいんですよ。」とおっしゃいます。世界の声に耳を傾け増谷さんはまた新しいナイフに乗せて世界に驚きを届けます。
龍泉刃物 URL http://ryusen-hamono.com/index.html