モノや文化、人などを新たに生みだす人。
既に価値あるものに磨きをかける人。
伝統を守り優れたモノを創り続ける人など、福井の「つくりびと」の声をご紹介していきます。
提供:福井の地酒 九頭龍
第4回の今回は、生商(せいしょう)株式会社 野村明さんです。
日本酒黒龍の酒粕を餌に育てたブランドポーク「黒龍吟醸豚(とん)」を開発。付加価値の高いこのブランドポークを福井の新しい食文化に育てたいと知恵を絞ります。
生商株式会社は、元々食品を包む資材を販売する会社です。福井市中央卸売市場がその昔福井市順化の錦公園にあった時代にその市場で誕生し、以来およそ60年間、福井の食を「パッケージ」という分野でサポートしてきました。また最近は、福井の食を首都圏などへ売り込むことも事業の柱にしていらっしゃいます。
そんな中昨年11月に販売を開始したのが、日本酒黒龍の酒粕を餌に育てたブランドポーク「黒龍吟醸(ぎんじょう)豚(とん)」です。開発のきっかけは、ちょっとした会話の遊びからはじまったようですよ。野村さんが「黒龍(こくりゅう)吟醸(ぎんじょう)豚(とん)」に情熱を傾けるのは、ご自身の会社の利益のためだけではありません。福井で作り、世界に販売できるような夢のある商品を若い人に引き継いでいきたいと考えています。日本酒の酒粕で育った豚が海を渡る日を目指して野村さんは「旨い」を追求します。
「黒龍吟醸豚」は福井市中央卸売市場ふくい鮮いちば内「TSUTOYA」で販売中です。