モノや文化、人などを新たに生みだす人。
既に価値あるものに磨きをかける人。
伝統を守り優れたモノを創り続ける人など、福井の「つくりびと」の声をご紹介していきます。
提供:福井の地酒 九頭龍
つくりびとシーズン2。
第一回は、北陸を代表する日本酒の蔵元、黒龍酒造の杜氏畑山浩さんをご紹介します。黒龍酒造は文化元年1804年創業。200年を超える歴史を持つ日本酒の蔵元です。杜氏とは酒造りに対する高い技術はもちろん、センスや蔵人たちを統率する力も必要とされるいわば現場における最高責任者です。
元々日本酒の蔵元に興味があり、各地の酒蔵をめぐっては日本酒業界が抱える課題などについてインタビューして回っていたそうです。そんな中、訪れたのが黒龍酒造。酒造りに関する新しい発想を求めていた蔵元を畑山さんの想いが合致して、畑山さんは黒龍酒造に入社することになります。杜氏には入社8年目で就任。以降、黒龍の味を作っていらっしゃいます。
黒龍といえば、飲む人が美味しいということを当たり前に求めるトップブランド。これを畑山さんはプレッシャーと考えず、逆に恵まれた環境に感謝しているとか。これが畑山さんのものづくりへの姿勢です。『基本に忠実でスキのないお酒。それでいて可愛げがあるお酒。』畑山さんが目指すお酒の姿です。そのゴールはまだまだ先。今年も酒造りのシーズンがやってきました。今年も日本酒ファンをうならせる旨い酒を期待していますよ。