モノや文化、人などを新たに生みだす人。
既に価値あるものに磨きをかける人。
伝統を守り優れたモノを創り続ける人など、福井の「つくりびと」の声をご紹介していきます。
提供:福井の地酒 九頭龍
第7回のつくりびとは
ステンドグラス雑貨「m・sunny」 梅田美由紀さんです。
ステンドグラスと言えば教会や洋館の飾り窓でみかけるイメージがありますが、
梅田さんが作るステンドグラス作品は、玄関先の飾棚やダイニングキッチンのカウンターなど、
自宅のちょっとした場所に飾るとその場所が華やかになるオーナメントが中心です。
レトロな美術作品でありながら、いつまでも愛されるステンドグラスの魅力とは。
今週のつくりびと梅田美由紀さんは、子供の頃から美術が得意でデザイン関係の高校に進学し、
卒業後は設計事務所に務めていらっしゃいましたが、結婚を機に退職。
子育てに一段落したことを機に介護の仕事を始めたのですが、
頑張り過ぎたせいか体を痛めて止む無くリタイヤ。
そんな時、心に浮かんだのが以前から興味があったステンドグラス制作だったそうです。
2008年にステンドグラス教室に通い始め、
持ち前のセンスと、熱心な創作意欲が実を結び、翌年には早くも委託販売を始めました。
普段使いの可愛らしいオーナメントが、梅田さんのご自宅のリビングにはたくさん並んでいます。
透明なガラスは光を透過し影を作りません。
一方、赤いガラスは赤い影を、緑のガラスは緑の影をテーブルや床に投影します。
作品そのものだけじゃなくて、影まで作品の一部になるというのはステンドグラスの他にありません。
梅田さんは、その影を操りステンドグラスがある空間をこれからも華やかに彩ります。
さて、梅田さんは明日ステンドグラス制作のワークショップを行います。
会場は福井市灯明寺にある住まい工房ギャラリーです。定員に限りがあるようですのでお早目にお越しください。
ステンドグラス雑貨「m・sunny」 blogサイト: http://msunny.exblog.jp/