空飛ぶ文庫 – FM福井 76.1MHz JOLU-FM

2014/06/26(木)放送分


こんにちは飴田彩子です。
今日の空飛ぶ文庫はラジオ読書会。
今回も三人の皆さんに素敵な本をご紹介いただきました。


ピリケンの中山浩成さん。推薦本は、村上春樹・安西水丸共著「ランゲルハンス島の午後」。


勝木書店の樋口麻衣さん。推薦本は、穂村弘著「蚊がいる」。


福井県立図書館の酒井瑠美さん。推薦本は、佐々木健一著「辞書になった男」。

「ランゲルハンス島の午後」
村上氏のエッセイと安西氏のイラストによるエッセイ画集。
色の美しさに心和みます。
番組内でも話題になったんですが、文と絵、どう関連しているのか分からない章もあります。
それもまたよかったりして。

「蚊がいる」
穂村さんてこんなにユニークな方だったんですね。
一人夜中に声立てて笑ってしまった。
穂村さんの視点が生きたエッセイです。この視点が歌にも生きているんだろうな~。

「辞書になった男」
見坊豪紀(ひでとし)氏、山田忠雄氏という、辞書づくりに人生をかけた二人の男の物語。
言葉には人柄が出るのでしょうか。
彼らがそれぞれ手掛けた辞書には彼らの人格があらわれています。
私たちが普段使う辞書は、こういった天才にして努力家であった人たちのおかけで存在しているんですね。