こんにちは、飴田彩子です。
今日は、月末恒例のラジオ読書会。
福井県ふるさと文学館学芸員、岩田陽子さん。推薦本は佐藤多佳子著「ハンサム・ガール」。
福井市在住の清水せき子さん。推薦本は村上春樹著「ねむり」。
福井県立大学准教授、田中求之さん。推薦本はカート・ヴォネガット・ジュニア著「スローターハウス5」。
「ハンサム・ガール」
二葉は少年野球チームでただ一人の女の子。
パパは元プロ野球選手で今は専業主夫、ママは単身赴任のキャリアウーマン。
そんな二葉が、家族とのコミュニケーションや野球を通して、
成長していく様子を描いています。
「ねむり」
私は17日間、一睡もしていなかった。
そのことに夫も子供も気が付いてはいない。
ある日突然不眠に陥った専業主婦の不思議な世界を描く。
「スローターハウス5」
時の流れの呪縛から解き放たれたビリー・ピルグリムは、
自分の生涯の未来と過去を往来する奇妙な時間旅行者になっていた。
大富豪の娘と結婚したり、異星人に誘拐されたり。
そして第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となり、
連合軍によるドレスデン無差別爆撃を体験する。
著者自身の戦争体験を交えた半自伝的小説です。