空飛ぶ文庫 – FM福井 76.1MHz JOLU-FM

2017/08/31(木)放送分


こんにちは、飴田彩子です。
今日は、月末恒例のラジオ読書会。
三人の出演者の皆さんがそれぞれおすすめ本を提示、
出演者全員で合評します。


福井県立図書館司書、高村美由紀さん。おススメは齋藤孝著「5分で『やる気』が出る賢者の言葉」。


和紙製造業、大久保直明さん。おススメは水上勉著「五番町夕霧楼」。


福井県立大学准教授、田中求之さん。おススメは松家仁之著「火山のふもとで」。

「5分で『やる気』が出る賢者の言葉」
仕事がつまらない、やる気が出ない、といった悩みを持つ人に向けて
投げ出さずにモチベーションを上げて生きる技術を、
古今東西33人の賢者の生き方と名言から読み解きます。

「五番町夕霧楼」
昭和20年代半ば、貧しい寒村で生まれた夕子は、
家族のため京都の遊郭で働くことに。
夕子のもとに通ってくる修行僧・櫟田が、ある日、前代未聞の大事件を起こして・・。
三島由紀夫の「金閣寺」へのアンサー的作品とも言える。

「火山のふもとで」
“ぼく”が入所した村井設計事務所は、
夏になると浅間山のふもと、軽井沢の別地に事務所機能を移転するのが慣わしだった
国立現代図書館設計コンペに向けて所員たちの仕事が佳境を迎える中、
先生の姪と“ぼく”との密やかな恋も始まっていた・・。