こんにちは、飴田彩子です。
今日は、月末恒例のラジオ読書会。
三人の出演者の皆さんがそれぞれおすすめ本を提示、
出演者全員で合評します。
福井市橘曙覧記念文学館の内田好美さん。おススメは宮本常一著「忘れられた日本人」。
福井県立図書館司書、森千里さん。おススメは松田青子著「おばちゃんたちのいるところ」。
福井芸術文化フォーラム、演衆やむなしの中埜コウシさん。
おススメはアケミン著「うちの娘はAV女優です」。
「忘れられた日本人」
日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者。
文化を築き、支えてきた老人たちの存在をいきいきと描き、
歴史の舞台に浮かび上がらせた宮本民俗学の代表作。
地方に残る風習や方言、暮らし方に思わず引き込まれてしまいます。
同時に、この百年の間にいかに日本が変わってしまったか、よく分かります。
「おばちゃんたちのいるところ」
追い詰められた現代人の元へ、八百屋お七や皿屋敷のお菊が一肌脱ぎにやってくる・・・!
胸の中のもやもやが成仏、愉快になれる連作短編集。
この世の中は目に見えるものだけで成り立っているのではないのだと思わせてくれる一冊。
「うちの娘はAV女優です」
“親公認”は売れるAV女優の必須条件だとか。
AV女優は、親も応援する普通の職業になったのか!?
現代の性意識の最先端をくみ取れる衝撃の一冊。