モノや文化、人などを新たに生みだす人。
既に価値あるものに磨きをかける人。
伝統を守り優れたモノを創り続ける人など、福井の「つくりびと」の声をご紹介していきます。
福井の旨いものの一つ、日本酒がありますね。日本酒というのもつくりびと達による手によるものです。
今週は、永平寺町の黒龍酒造社長の水野直人さんのお話をお送りします。水野さんは、全国の日本酒ファンを魅了する日本酒ブランド、黒龍のトップ。ものづくりへの姿勢や想い、またヒントのようなものを語って下さいました。
「酒造りは確かに職人の手によってつくられるものだけど、本当は目に見えない微生物が作っている。杜氏や蔵人はその微生物が良い環境で美味しいお酒を作るよう導くのが仕事。つまり、お手伝いなんです。」酒造りに携わっている方の目線で、とてもユニークですね。
黒龍のお酒は、パッケージに河和田の越前漆器を使ったり、ラベルに越前和紙や織りネームを利用するなど、メイドイン福井のものづくりを大いに発信しています。福井の伝統や文化をもっと進化させると、福井は世界に誇れる街になると語ってくれました。黒龍酒造でも、この春、23年ぶり商品構成をリニューアルし、新たな黒龍ブランドとそして九頭竜ブランドをラインナップさせることになりました。4月には福井県内各地で九頭竜をPRするイベントを開催します。トップブランドでありがながら変化を恐れない。ものづくりに必要な姿勢なのではないでしょうか。
つくりびと、今回はスペシャルでお送りしました。永平寺町の黒龍酒造社長の水野直人さんのお話をお送りしました。