こんにちは飴田彩子です。
毎月最終週の「空飛ぶ文庫」はラジオ読書会です。
三人の出演者にそれぞれおススメ本を一冊ずつご用意いただきました~。
福井市在住の三屋典子さん。推薦本は角田光代著「平凡」。
福井県生涯学習文化財課の尾崎秀甫さん。推薦本は水上勉著「花守の記」。
福井市在住の高畠祐子さん。
推薦本はデイヴィッド・ベニオフ著 田口俊樹訳「卵をめぐる祖父の戦争」。
「平凡」は「もしあの人と別れていなかったら」「もし別の人と結婚していたら」など
6人の「もしも」を描いた短編集。
誰もが一度は考えてしまう「もし」。私も時々考えます・・・。
「花守の記」は花や木を育てることに人生を奉げてきた人たちの実話。
こういう人たちがいたからこそ、あの名木が長年、守られてきたんだ、ということがよく分かります。
「卵をめぐる祖父の戦争」は1942年のレニングラードが舞台。
卵の調達を命じられた主人公。激しい戦争のさなか、卵を手に入れられるのか。
戦争の悲惨さ、愚かさ、若者たちの友情、恋、一冊でいろんな楽しみ方ができる物語です。
今月も楽しかった~。