こんにちは、飴田彩子です。
今日は福井県立大学教授、木村小夜さんをお迎えしました。
今週と来週、二回にわたって夏目漱石「こころ」を取り上げます。
「こころ」は上・中・下と三つの章に分かれていますが
最も有名なのは三つめの「下・先生と遺書」。
今日はその章について、木村さんにお話しいただきました。
今回参考にした「個人主義の運命/作田啓一著」もぜひ読んでみてください。
先生とKとお嬢さんによる三角関係ばかりが取り沙汰されますが、
人間の「欲望」の在り方について漱石先生はじっと観察し、認めていたのですねぇ。
次週は「下・先生と遺書」に、「上・先生と私」「中・両親と私」が、
どのように関係しているのかお話しいただきます。