こんにちは、飴田彩子です。
今日は山岳エッセイストの増永迪男さんをお迎えし、
最新エッセイ「遭難日記」についてお聞きしました。
このエッセイは増永さんご自身の遭難ではなく、
友人や知人が遭遇した遭難事故について書かれています。
昭和25年、取立山で起きた遭難と、その遭難碑を探す登山を描いた「取立山」、
妻の死後、残された三人の娘を連れて八ヶ岳を登る「死火山」、
白馬岳で起きた遭難事故で捜索の指揮を執った経験を描いた「流れ雪」など、
全部で9つのエッセイが収められています。
増永迪男さんの著書「遭難日記」は日野川図書から2200円(税込み)で販売されています。
まるで目に浮かんでくるような、自然描写の美しさ。
それに相反するように、人間を丸呑みにする怖さ。
増永さんの文章から、そんなことを感じました。
今日お送りした曲は、
アルバム「武満徹のうた」から「♪雪/石丸幹二&つのだたかし」でした。