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つくりびと六:陶芸家 踏青舎代表 泉直樹さん

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モノや文化、人などを新たに生みだす人。

既に価値あるものに磨きをかける人。

伝統を守り優れたモノを創り続ける人など、福井の「つくりびと」の声をご紹介していきます。

踏青舎 泉直樹さん

踏青舎 泉直樹さん



今週は、越前町に住む陶芸家で踏青舎代表の泉直樹さんです。宮城県仙台市出身、54歳でいらっしゃいます。天気の良い日には白山の頂上が見えるご自宅の横に工房を設け、更に敷地内にガス窯と、薪を使う穴窯の2台があります。元々はサラリーマンでいらっしゃいましたが、19年前に辞め、福井に移り住みました。当初、ご両親など周囲の人たちは大反対だったようです。でも、陶芸の仕事をするようになってから、サラリーマン時代、特に決算期に悩まされた円形脱毛症にならなくなったと言います。土に向き合う毎日です。

穴窯

穴窯



ガス窯

ガス窯



陶芸は一土二焼き三細工と言われます。一番大切なのは土。次に大切なのが焼成。そして最後に手技という訳です。泉さんは良質な土に恵まれた宮崎地区で5年間働きながら学びました。出会った京都の職人に基礎を学び、韓国の職人に技を学びます。そして当初の計画通り5年後の40歳で独立を果たしました。

焼成前の器が並びます

焼成前の器が並びます



 

どこにもない良いものを作りたい。泉さんのご自身が作る陶器への想いは至ってシンプルです。東京や大阪のデパートで行われる販売会で、泉さんは自ら販売します。そこで顧客の声に耳を傾け、それをヒントにし、また「どこにもない良いもの」を作りあげます。「僕の陶器は作品ではなく道具だ。だから使ってもらってこその陶器なんです。」より料理がおいしく見える器や、より飲み物が美味しく感じられる器を作ります。

 

踏青舎 website http://www.echizenyaki.com/?mode=f2

facebook https://www.facebook.com/touseisya