こんにちは、飴田彩子です。
今日のゲストは福井県立大学准教授、長岡亜生さんをお迎えし、
アーネスト・ヘミングウェイの「日はまた昇る」について解説いただきました。
長岡さんが手にしているのは土屋正雄訳(早川書房)のものと、高見浩訳(新潮文庫)のもの。
「日はまた昇る」はヘミングウェイ初期の作品。
第一次世界大戦後、やり場のない気持ちを抱え、日々飲んだくれている若者たち=ロストジェネレーションの物語。
フランス・パリに住む主人公たちがスペインの闘牛を見に出掛ける。
本書の四分の三がスペインのシーンだ。
空虚な日々を送る主人公たちと、生死を掛けて闘いに臨む闘牛士たちの姿の対比が面白い。
今日お送りした曲は、
韓国の女性ギタリスト、朴葵姫(パク・キュヒ)のアルバム「スペインの旅」から「アルハンブラの思い出」でした。
★次週予告★
次回はラジオ読書会。
取り上げる本は、
「オペラ座のお仕事/三澤洋史著」
「消えてなくなっても/椰月美智子著」
「大聖堂/レイモンド・カーヴァー著 村上春樹訳」
の三冊です。お楽しみに!