こんにちは、飴田彩子です。
今日は福井県立大学教授、木村小夜さんをお迎えし、
安部公房の短編「手」を取り上げました。
「おれ」という一人称で語られる物語。
「おれ」は軍の伝書鳩。
戦後、鳩型の平和の銅像に造りかえられ、
その後、今度は弾丸に造りかえられ、飼い主の男のもとへ・・・。
「今年は戦後70年という節目の年。日本が戦後どんなふうにここまで歩んできたか、
また、作家たちがどんなメッセージを送っているのか。まずは知ることが大事」とおっしゃる木村さん。
この物語は昭和26年に発表されました。
戦後、今の日本の在り方について問う作品＝戦後文学が
いろんな作家から多数、発表されました。
この「手」もそんな作品の一つです。
今日お送りした曲は、
元ちとせのニューアルバム「平和元年」から「死んだ男の残したものは」でした。
2015/08/13（木）放送分
- 2015.08.13 Thursday -
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