太宰治の「走れメロス」を取り上げました。
メロスの視点ではなく、ディオニス王の視点で読んでみると、
まったく違った読み物になるんですね~。
「人間失格」との共通点も見えました。
お話いただいた福井県立大学教授の木村小夜さんです。
そして今回の「私の一冊」はピリケンの中山浩成さん。
推薦本は夏目漱石の「草枕」です。
中山さんは旅に出る際、必ず「草枕」を持参するそうです。
お送りした曲はカナダの天才ピアニスト、グレン・グールドの演奏で、
バッハ作曲「平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV883」でした。
既に故人となっているグレン・グールドですが、
読書家の彼は漱石の「草枕」を愛読していたそうです。