富士山のＡ面Ｂ面

こんにちは。Life Is水曜・木曜担当の堀内くみ子です。

7月16日、17日の二日間、

コスモアースコンシャスアクト　クリーンキャンペーン　In Mt.FUJI に参加してきました。

JFN加盟全国38局のFM局のリスナーとパーソナリティーが参加。

FM福井から参加してくれた、福田さんご夫婦です。

(すぐ後ろに写っているのは愛知から＠FMの東條さん)

清掃活動を終えた心地よい疲れの中で笑顔の一枚。



仲良しの本当に素敵なご夫婦。

私の準備を待ってくださったり、ぎりぎりまで食事をする私を見守ってくれたり…

 

あれ？私が世話をかけてどうする！！

ありがとうございました。

もともと富士山をガイド付きでトレッキングしたいと考えていらしたそうで、

今回のクリーンキャンペーンがぴったり！とご参加いただきました。



1日目、富士山がこれほど近くに見えた時は、みなさんから「おおおーー」と歓声が上がり、

写真撮影。この季節は山頂の雪はほとんどないんですね。

富士山についての勉強会を終えて、清掃活動に。

17年目のこの活動の中で2009年から取り組んでいる”檜丸尾エリア”は、

離れて見渡すとゴミなど無いように見えますが、

実は土の中にゴミが埋められているんです。

かなり古いと思われる金属やガラスのゴミ、そして、それほど昔ではないような

ビニールやタイヤのようなゴム、飲料瓶、中にはお金まで。

掘り起こすと多くのゴミが埋まっていました。

どうでしょう？今の感覚で世界文化遺産である富士山に（そうではなくても自然の山に)、

ゴミを捨てて埋めて隠すようなことありますか？

悪質な産廃のようなものもありましたが、明らかな生活ごみもあって、

そこに考えさせられるものがありました。

長くなりましたが・・・

今回も富士山クラブの皆さんがサポートしてくだいました。

富士山クラブを始め、富士山を愛する方々の活動と、

コスモアースコンシャスアクト　クリーンキャンペーン17年の活動とが、

実を結んで、今年末には山梨県側については、”ゴミ０ゼロ宣言”が出せるかも知れない

というところまで、富士山の本来の姿に近づいたそうです。

同行してくれたアルピニスト・野口健さんの言葉を借りれば、

富士山のA面(ええ面)とB面が見られる二日間の

まずはB面、良くない面(決してB面の曲が良くないってわけではないですよ！！)を

見せてもらいました。

 

まだまだ続くよ・・・



夜は懇親会で山梨の吉田うどんや地のお野菜などを味わいました。

野口健さんとパチリ。

富士山にまつわるクイズに挑戦するクイズ大会もありましたが、

FM福井チームは惜しくも入賞ならず。問題難しいわ！！



2日目はエコトレッキング。3合目から5合目奥庭荘を目指します。

5合目から山頂を目指す登山客は多いですが、

この３から５合目も、富士山の変化に富んだ自然の姿を楽しめておススメだそうです。

本当にその通り、苔むした中にしっかり根を張る大木から、生まれたての木、

落葉のマツの落ち葉が作るフカフカの道と、溶岩の石がゴロゴロとする荒々しい道。

こんな植物にも出会いました。



別名ユウレイタケともいわれるギンリョウソウ。

色は白いというか半透明で、写真は珍しいつぼみの状態です。

開くと中心に目玉のような点があって、

美しいような不気味なような・・・

ムーミンのお話に出てくるニョロニョロみたい！と盛り上がりました。

富士山クラブの方の案内が無ければ見過ごしてしまう小さな植物。

教えてくれた”米っちさん”です。



富士山には色々な楽しみ方があるし、山頂を目指すだけが登山ではなく、

さまざまな魅力を求めて、たくさん森に入って欲しい、と話してくれました。

なんだかんだで３時間弱のトレッキングをクリア！




これが、富士山のA面か。ええ面。

ここまで来て見る富士山頂は、また違った姿に見えました。