こんにちは飴田彩子です。
今日取り上げたのは、江戸時代に「色」の名前で呼ばれた本たち。
赤本、黒本、青本、黄表紙・・・。これらは「草双子(くさぞうし)」と呼ばれています。
お話は福井大学 教育地域科学部 言語教育講座 教授の三好修一郎さん。
赤本は主に子供向き。黒本や青本、黄表紙は大人も読みました。
たくさんの絵が描かれてあり、その間を縫うように文字が書かれています。
これらの草双紙は、今でいうところの「絵本」や「マンガ」に相当するのでは?とのこと。
漫画大国ニッポンの原点はこんなところにあったんですね!
そのほか読み物としての「人情本」「滑稽本」「洒落本」なども江戸時代にはありました。
今の越前市には、江戸にある本屋の取り次ぎ所のようなものがあり、
江戸まで行かなくても本が買えました。
また貸し本屋(今でいう図書館?貸し本屋は有料ですが・・・)があって、
安い値段で本が借りられました。
江戸庶民の文化度の高さがうかがえますね。
今日お送りした曲は、
Miles Davisのアルバム「Kind of Blue」から「Blue In Green」でした。