空飛ぶ文庫 – FM福井 76.1MHz JOLU-FM

2017/08/03(木)放送分


こんにちは、飴田彩子です。
今日は、福井大学名誉教授、武生公会堂記念館館長の三好修一郎さんをお迎えしました。

“古典の中に登場する福井”
今回取り上げたのは『今昔物語集』から、
「利仁将軍若き時、京より敦賀に五位を将て行く語」。
芥川龍之介の「芋粥」のもとになった話です。

平安時代の末期に書かれたとされる『今昔物語集』ですが、
一般に知られるようになったのは江戸時代(元禄時代)になってからだそう。

日本だけではなく、中国やインドを舞台にした物語が、
なんと1000余りも収められているそうです。


「芋粥」はデザート的な食べ物だったので五位はスイーツが好きだったのかな?と語る三好さん。

この物語には敦賀が登場するんですよ!

芥川の「芋粥」とは解釈が異なりますが、
読み比べてみるのも面白いですよ。

今日お送りした曲は、
「♪E.E.E./Suchmos」でした。