昭和初期に、鯖江市の旧吉川村一帯で栽培されていた伝統野菜「吉川ナス」。
光沢のある、濃い紫色をした丸身を帯びた大型のナスです。
(ちなみにこれは、レプリカです)
栽培が難しく、収穫量も少なく、絶滅寸前となっていた「吉川ナス」を復興させ、
年間4万個の収穫量まで拡大させたのが「鯖江市伝統野菜等栽培研究会」です。
今日はそんな「鯖江市伝統野菜等栽培研究会」から砂畑達也さんにお話を伺いました。
吉川ナスの大きさはソフトボールくらいで、重さは300グラム前後。
ヘタや葉、枝に鋭いトゲがあるのが特徴で、6月から11月までが収穫時期となり、7月が最も旬の野菜です。
本格的に栽培されだしたのは昭和17~18年頃という記録が、とある書物に残っているそうです。
一方で、京都の賀茂ナスのルーツとも呼ばれ、千年以上の歴史があるとも言われています。
「鯖江市伝統野菜等栽培研究会」では、毎年、定期的に栽培講習会を開き、
年に数回、剪定の方法などを伝える講習会を開いています。
昨年からは、LINEグループを作り、文字だけではなくて写真も共有し、情報の共有をおこなっています。
研究会ができて1年目の平成22年は約300個の収穫量でしたが、
会員数が増えるにしたがって徐々に収穫量も増えていき、令和3年は41,861個の収穫量になったという事です。
吉川ナスは、油を加えて加熱調理すると、柔らかく甘くておいしいんです。
焼き物、揚げ物、煮物など、どんな調理の仕方も合います。
鯖江市の道の駅西山公園では、6月から11月に吉川ナスバーガーが、1年を通じて吉川ナスはまなみそが販売されています。
まずはそちらで「吉川ナス」味わってみてください。
砂畑さんのネクタイの色が「ナス色」でした・・・!!
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Special Thanks! 写真・動画撮影:龍宮写真館 小林智映
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