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ひらのきよひろ福井アドベンチャー【7】

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こんにちは!

平野陽大です!!

 

今週19日(火)の「ひらのきよひろ福井アドベンチャー」は、

福井県陶芸館で開催中の2019テーマ展「小曽原、土管屋さんがいた時代」について

学芸員の木村 茉莉(きむら まり)さんにお話を伺いました!

 


 

展示コーナーの始めに、土管が“ドッカ―ン”と展示されていました!ぇ

 

 

…すみませんでした。

 

この土管は、鉄道用土管で、北陸本線が作られるときに使われていたものだそうです。

 

土管を生で見るのは初めてで、私の中の土管のイメージといえば

ドラえもんの空き地に3本の土管が積まれているものなんですが、

木村さん曰く、「あれは、色からしてヒューム管、コンクリート製だと思います。」とのこと。

 

確かに!灰色ですもんね!

土管は、文字からわかるように土からできているので、茶色なんですよね。

 

このテーマ展は、時代の変化によって変わってきた土管の使われ方や、作られ方を

展示物とともに紹介しています。

 

小曽原で作られ始めた土管も展示されていて、

そのころは機械もないので手作り。

表面がデコボコしていたり、管をつなげた跡も残っていて、手作り感がありました。

 


 

(こんな多種類の土管を一度に見られる場所って、なかなかないですよね。笑)

 

そして、土管は、工場で大量生産の時代を迎えます。

福井県でも、年間100万本を生産していたそう。

 

しかし、コンクリートや塩化ビニールなどの新素材が登場するにつれ、

だんだんと土管は使われなくなってきたそうです。

 

しかし、小曽原の土管工場の1つに残っていた土管製造の機械がまだ使える状態で残っていて、

芸術家の勅使河原 宏(てしがはら ひろし)さんがそれを使って花器を作ったんです。

その花器も展示されていました。

 


 

芸術が爆発していますね。(違う)

 

今では芸術作品として、土管が用いられているんですね。

自然釉の緑っぽい色が、いい味出していますよね。

 

今回お話を伺った学芸員の木村さんのお話もとっても面白いので、

テーマ展を訪れて、聞きたいことがあればぜひ質問してみてください!

 

この福井県陶芸館 2019年テーマ展「小曽原、土管屋さんがいた時代」は

3月24日(日曜日)まで開催されています。

開館時間は、午前9時00分~午後5時(入館は午後4時30分まで)。

休館日は、毎週月曜日ですが、、月曜が祝日の場合は翌日が休館になります。

入館料は、一般の方200円 高校生以下・70歳以上の方は無料です。

 

今回のテーマ展は、常設展示室内で行われているので、入館料だけで見られます。

また、常設展示室の手前では、テレビモニターが設置されていて、

土管作りが最盛期を迎えていた当時の映像が公開されていて、

「この映像は、入館料を払わなくても見られるので、これだけでも見に来てほしい」

と木村さんがおっしゃっていました。

 

詳しい情報は、電話 0778-32-2174にお問い合わせいただくか、

福井県陶芸館のホームページをご覧ください。

https://www.tougeikan.jp/