こんにちは!
平野陽大です!
火曜のLife Is 内のコーナー、
「ひらのきよひろ福井アドベンチャー」。
先週の2月12日(火)は、あわら市郷土歴史資料館で開催中の
冬期テーマ展「火のある暮らしと道具」について、
資料館の文化財専門調査員の畑 衣利奈(はた えりな)さんにお話を伺ってきた模様をお送りしました!
電気が使えること・電気があることが当たり前というか、
それが前提で今、私たちは暮らしていますよね。
でも、昭和30年ごろまでは、照明・暖房・料理に、当たり前に火が使われていたんです。
そのころまで使われていた火に関する民具(道具)し焦点を当てたのが、今回のテーマ展示です。
このテーマ展は、食生活・暖房具・照明具の3つのゾーンに分かれて展開していて、
食生活のゾーンでは、かまどと囲炉裏で使われていた釜や茶瓶などが展示されていました!
囲炉裏の周りの座る位置って、
居間に近いほうが一家の主(父)、かまどに近いほうが母など、
人によって決まっていたそうです。
囲炉裏は、照明・暖房・料理に使われていたので、
一家が自然と集まる場所になっていたんですね。
そして、暖房具のゾーン。
これは、石製の行火(あんか)です。
中に炭を入れて火をつけ、そのまま布団の中に入れて、暖をとっていたそうです。
(あぶないっ…)
布団が焦げたという話を聞いたことがあると畑さんがおっしゃっていました。
(そりゃあ、焦げますよね…)
最後に照明具のゾーンです。
石油ランプが展示されていました。
でも、このころは手元を照らすのが精一杯だったそうです。
火屋と呼ばれるガラス筒の内側に付くすすを掃除するのは、その家の子どもだったそうです!
手が小さいので、筒の中に手を入れやすかったから、というのが理由だそう。
火のある場所に、自然と家族が集まっていたんだなと、
今回の展示を見て思いました。
放送とこのブログでも紹介しきれなかった展示物が、まだまだありますので、
ぜひ、足を運んでみてください!
あわら市郷土歴史資料館 冬期テーマ展「火のある暮らしと道具」は、
5月19日(日)まで開催しています!
開館時間は、朝9時30分~夕方6時までです。(入館は、5時30分までです。)
入館料は無料です!
休館日は、毎週月曜日と毎月第4木曜日、年末年始です。
お問い合わせは、0776-73-5158までお願いします。
http://www.city.awara.lg.jp/mokuteki/education/kyoudo/index.html