皆さんは「金継ぎ(きんつぎ)」ってどのようなものかご存じでしょうか?
欠けたり割れたりした器を、漆を使って修復する伝統的な技法のことを「金継ぎ」といいます。
え!!金継って、漆で修復してるの!?
そんなことを思ったのは私だけではないはず。
今日は、とてもSDGsな「金継ぎ」の世界を、
「うるしの駒や」代表 薮下喜行(やぶした・よしゆき)さんにお話を伺いました。
元々、日本酒造りの職人として従事していた薮下さんがこの世界に入るきっかけになったのは
薮下さんの娘さんが「蒔絵職人」の見習いになったこと、だったそう。
そこから、蒔絵をはじめ「漆」の凄さを知ることとなりました。
ですが、同時に知ったのは、蒔絵職人の後継者不足の現状。そして、衰退する地域経済を支える地場産業の今後。
様々な思いが頭の中で絡み合い、思いきって、
実践と理論の両面から漆や地場産業の世界に飛び込んでみようと決意されたんだそうです。
普通、ものというのは、割れたり、破損すると価値が極端に落ちる。
それなのに、壊れて価値がなくなったものを、割れる前以上に価値を上げて甦らせようとする発想。
それが金継ぎの魅力だと薮下さんは語ってくれました。
「古くもあり、新しくもある「金継ぎ」の価値観」
これが、多少なりとも地域経済の活性化に向けてのヒントにならないか考えてながら
薮下さんは今日も金継ぎで、器を蘇らせ、更に美しくしています。
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Special Thanks! 写真・動画撮影:龍宮写真館 小林智映
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