敦賀市の山区(やまく)に現在建設中の発電所
「黒河川(くろこがわ)小水力発電所」に行ってきました。
福井県民生協 小水力発電準備室 高井健史さんにお話を伺いました。
福井県民生協では、2030年までにCO2を50%削減するという目標があります。
その為、これまでも太陽光発電や省エネへの取り組みを進めてきましたが、
さらに「創エネ(エネルギーを創る取り組み)」を進めるために、
現在、敦賀市に「小水力発電所」の開発を行っています。
二級河川である黒河川の建設予定地には、
元々、明治時代から昭和40年ごろまで、「粟野発電所」という発電所がありました。
当時の遺構が、現在も数多く残されていると言います。
その跡地に、新たに水力発電所を建設することによって、
再生可能エネルギーを地域に届けたいと考えています。
この水力発電所の仕組みとしては、まず、川の上流部分に堰堤(ダム)を作って、
そこにたまった水が、1.4キロの長さの導水路を流れ、
最終的に34メートルの高さから水を落とす、その水圧で水車を回し、発電するという仕組みです。
出力で490キロワット、電力使用量では3130メガワット分の電力を作ることができます。
これは、家庭に置き換えてみると1000軒×1年間分の電力ということになります。
この大きなパイプをものすごい水圧をかけて水が流れ、その水圧が、水車を回し、発電するんです。
黒河川で建設が進められている小水力発電所は、2025年6月に完成予定です。
完成した後は、その発電の仕組みがわかるような見学ができる仕組みも作っていく予定ですので、
次回は、その発電の様子を見学してみたいな・・・
進捗状況など詳しくは、福井県民生協のYouTubeチャンネルをチェック!
https://www.youtube.com/@MOVIE-km8lw