ケアモアでは、介護や福祉に関するお話を、様々なゲストをお招きして伺っています。
今回は、「ふくい小児脳腫瘍の会」から、佐治昌弘さんにお聞きしました。
脳腫瘍とは、頭の中にできる全ての腫瘍の総称で、腫瘍の細胞のタイプによって多くの分類がされています。中には、脳幹部という呼吸や心臓の動きなど生命の中枢とも言える場所にできることもあり、診断と同時に非常に厳しい宣告をされることもあります。
またその症状もさまざまです。視神経では目に、小脳にできれば頭痛や嘔吐・歩行に障害をきたし、大脳であればてんかん発作などがみられるとのこと。
「ふくい小児脳腫瘍の会」は、そんな脳腫瘍と闘病中・あるいは寛解したお子さんの親御さんや、お子さんを亡くされた親御さんの会です。
佐治さんはご自身も、娘さんを脳腫瘍で亡くされました。闘病時、欲しかった情報になかなかたどり着けず、特に地域の情報についてはインターネットなどでも調べるのが難しい状況にありました。
脳腫瘍は時間との闘いでもあります。少しでも早く情報を必要とされる方に届けたいと立ち上げられたのが「ふくい小児脳腫瘍の会」です。現在は、主にホームページを通した情報発信や、相談受付などを行っておられます。
また今後はチャリティイベントも計画されています。それが8月24日(土)、25日(日)に開催される「小児がん支援チャリティテニスRirikaCup」。佐治さんの娘さんのお名前を冠した、U-12とU-14のテニス大会です。チャリティで集まった支援金は、大会の経費・会の運営経費を差し引いて、小児がんの研究機関に寄付されます。
会について知りたい方、またイベントについて詳しくは
「ふくい小児脳腫瘍の会」で検索して、ホームページをご覧ください。