こんにちは、飴田彩子です。
今日は、月末恒例のラジオ読書会。
三人の出演者の皆さんがそれぞれおすすめ本を提示、
出演者全員で合評します。
福井市在住の坪田眞理さん。おススメはアンソニー・ドーア著「すべての見えない光」。
福井県立図書館司書、鷲山香織さん。おススメは小川洋子著「不時着する流星たち」。
じっぷじっぷの清水祥三さん。おススメは金城一紀著「映画篇」。
「すべての見えない光」
ストーリー:孤児院で幼い日を過ごしナチスドイツの技術兵となった少年。
パリの博物館に勤める父親のもとで育った目の見えない少女。
二人の心を、ラジオから聞こえる懐かしい声が繋ぐ・・・。
→500ページ以上の大作にも関わらず一気に読んでしまいました。
今年ナンバー1かな。美しすぎる物語でした。
“ラジオ”がモチーフになっているのもよかった♡
「不時着する流星たち」
ストーリー:実在した人物や出来事に触発されて書かれた10篇の物語。
→現実と虚構の間を縫うように展開する、不思議さ、不気味さ。どの物語にも引き込まれました。
小川洋子さんは好きな作家の一人なんですが、何を読んでもハズレがない!
「映画篇」
ストーリー:映画でつながった人々の友情や愛を描く青春ストーリー。
「ローマの休日」「太陽がいっぱい」など不朽の名作が数多く登場するのもよい。
→とにかく映画の話がたくさん出てくるので、映画ファンとしては嬉しい一冊。
たった一本の映画が、人と人をつないだり、心の支えになったり。
映画ってやっぱり素晴らしい。