今回のゲストは、有限会社笹尾印刷所 笹尾昌樹さんでした。
お2人が持っているのは、笹尾印刷所で作られた製品の数々。
笹尾印刷所が力を入れているのが、「銀雪(ぎんせつ)」という素材を活用した商品作りです。
銀雪は、関西ペイントが開発した、越前和紙を基紙に漆喰を原料とする柔軟性のある塗料を塗布した素材です。
漆喰は、昔から建物の壁などに塗られ活用されてきましたが、消臭性やホルムアルデヒドを吸着・無害化する機能があります。
その機能が再評価されて、日本国内だけでなく海外からも注目が集まる素材となりました。
その銀雪を使った製品づくりを通して、「紙に付加価値を与える」事の意味を痛感。
この経験をもとに、笹尾さんが開発を進めているのが「ご当地SDGs和紙」です。
日本全国、地域ごとにある「特色のある廃棄物」に着目して、
その廃棄物を「ご当地和紙」として加工。「紙」自体に「付加価値」というストーリー性を持たせるのです。
それによって、「紙」が魅力と意義のあるものとなるのです。
普段何気なく使っている「紙」に物語や明らかな有効性があったなら。
私たちはもっとその「紙」を大切にしたり愛着がわいたりするはず。
笹尾印刷所のご当地SDGs和紙。今後の展開に要注目です!