こんにちは♪♪ なえだのりこです。
東日本大震災から3ヶ月以上たちました。
震災直後から、現地に行って何かお手伝いをしたいなあとずっと考えていて、福井県が募集している派遣ボランティアに問い合わせてみましたが、定員はいっぱい。日程もなかなか合わないのであきらめました。
その後もネットで現地の情報を調べていた所、なかなか個人ボランティアの受け入れ態勢が整っていない状態でしたが、6月からは個人でも受け入れているボランティアセンターがあることがわかりました。
ちょうどまとまった休みがとれたのでボランティアに行こうと思い、何名かの友人に声をかけてみましたが、やっぱり仕事や家庭の都合でなかなか集まりません。でも、一人でもやっぱり行きたい!!と計画をたてました。
震災からちょうど3ヶ月たった、6月11日。この日は出発予定日。
でも、なかなか決心がつかず、実はぎりぎりまで迷っていました。
8:2くらい(行くのやめようかな→8)迷ってました。
仕事を終えて帰宅し、再度家族に相談。
東北まで遠いし、一人で行くから心配して反対されるかなと思っていましたが、
意外にも、あっさり賛成してくれました。
家族の「行ってきたら?」の一声で東北行きを決意。
早速、着替えや日焼け止め、タオルやお風呂セット、荷物の準備をして布団まで車に詰め込みました。
最初に向かったのはホームセンター&ドラッグストア。
現地の様子がはっきりわからないので、とりあえず軍手や帽子・長靴・マスク、飲み水やカップめん・お菓子などを購入。
午後6時くらいに鯖江インターを出発。
そして、北陸道 新潟中央JCTから磐越道に入り、郡山JCTから東北道に入ります。
新潟まではよくスノーボードで行った事があったのですが、磐越道は初めて。
ETC休日割引上限1000円もまもなく終了なので、混んでいるかなと思いましたが、深夜だったこともあり、ほとんど車もなく順調に進みました。
3時間おきに休憩。途中あまりにも眠くなったので福島 新鶴PAで少し仮眠しました。
そして、新鶴を出発し一気に岩手県一関インターを目指します。
東北道はこれといった建物は何も見あたらないですね。
視界に入るのは、のどかな田園風景や林。
そして、一関インターを通過しました。
鯖江→一関 「1000円」でした。
個人的に、「ETC休日割引上限1000円」はかなり利用させて頂きました。
私にとって、1000円はこれが、最後。
いつか高速無料になる日が来るのを待ってます。
ありがとう、1000円。
そして、インターをおりて1時間以上山道を走り、陸前高田市に入ります。
自宅からおよそ900キロ。片道10時間。
早朝7時に陸前高田市に無事到着。
街に入って、びっくり。
海から離れた場所なのに、何もありません。あるのは瓦礫のみ。
町がまるごとなくなってます。
テレビで見た景色がそのままに広がっていました。
マンションの4階部分まで津波に襲われた様子がよくわかります。
テレビで何度も見た事のある、孤立した県立高田病院。
この病院だけぽつんと残ったんですね。
屋上に避難していていた人達が、SOSを送っていた事もまだ記憶に新しいです。
最初に、福井県から派遣されているチームふくいに合流。
作業内容は、瓦礫撤去です。
安全第一に万全の態勢で取りかかります。
女性スタッフも何人かいて、安心しました。
作業の内容は、木端やビニール生活用品など、落ちているものを拾い集め、重機やトラックで撤去しやすいように、一箇所に集めます。
力仕事には全く自信のない私でも充分できる作業です。
津波に流されたいろいろなものが泥の中から出てきます。
どこからか、電信柱まで流されてきていました。
被害面積を考えると気の遠くなる地道な作業ですが、でも確実にキレイになっていきます。
この日は、海からのさわやかな風が吹き、暑さも気にならず快適に作業できました。
ボランティアの作業は9時から15時。無理なく作業を進められる時間です。
ボランティア終了後、お世話になる民宿にチェックイン。
幸運にも、被災地からほど近い宿に泊まる事ができました。
この民宿は、目の前まで津波が来たそうですが、ギリギリで難を逃れたそうです。
ライフラインも復旧していて、不便な事は何ひとつありませんでした。
こちらのお風呂は被災者の方に無料開放されていました。
そして、次にむかったのは陸前高田市のボランティアセンター。
こちらでも、災害ボランティアの保険の受付をしています。
今回は、無料で簡単に手続きできました。
陸前高田は壊滅状態で、ほとんどお店がありません。
ちなみにガソリンスタンドは、営業していたので安心しました。
ちょっと欲しいものがあっても、すぐに手に入るコンビニもないため、夕食を購入する為にお隣の大船渡市まで車を走らせました。
車でおよそ20分。
津波が来ていない場所では普通にコンビニやスーパーが営業をしています。コンビニで、夕食や次の日の朝ごはん、昼ごはんのパンをまとめて購入。
その後、沿岸部に近付いてみてびっくり。
街がまるごとなくなっている陸前高田は10メートルにも及ぶ瓦礫の山でいっぱいですが、大船渡沿岸部は手つかずのままという印象を受けました。
道路は通れるようになっていますが、3ヶ月もたっているのに、「この状態???」と目を疑いました。
海辺近くにある水産加工場からは、腐敗臭がたちこめ、腐った魚たちに鳥が群がっています。
街の中のありえない所に船が・・・・・・。
そして、宿に戻り早めに就寝。
初日はドキドキして眠れませんでした。
では、また~。
②へとつづく・・・・・。