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2025.8.11 「認知症の人と家族の会 福井県支部」

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ケアモアでは、介護や福祉に関するお話を、様々なゲストをお招きして伺っています。今回は「認知症の人と家族の会」から、安江恭代さんにお聞きしました。


「認知症の人と家族の会」は、認知症の人と家族が安心して住みやすい地域社会をつくるために 活動している団体です。家族同士が助けあいながら社会の理解を進めるために作られた組織で、日本各地すべての都道府県に支部が設置されています。
認知症は脳の病気で、脳の細胞が死んでしまったり働きが悪くなったりしたために様々な障がいが起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことです。記憶障害や、筋道を立てて考えることが苦手になる、判断力の低下、時間・場所・名前などがわからなくなる見当識障害などがあり、何度も同じことを聞いたり言ったりする、探し物が増えた、出不精になったなどの行動から、家族がその異変に気付かれることが多いそう。
「認知症の人と家族の会」では集い・会報・電話相談の活動があり、
ご家族が解決策を見つけたいときや話を聞いてほしいときに利用されています。会報については全国版と福井県板をそれぞれ毎月発行し、情報や介護者の声の発信を行っています。
認知症は徐々に進行するため、最初は頭がぼんやりとして不安に思われる方も多いとのこと。そんなとき周りの人が、手を貸したり話を聞いたりすることで安心を得られるそうです。また地域の包括支援センターに相談したり、ご本人の居場所をみつけることも大切です。
会では専門家の方からアドバイスを受けることが出来る家族の皆さんに向けた勉強会も行っていらっしゃいます。ぜひご利用ください。
くわしくはインスタグラムをご覧ください。
また認知症の啓発のイベントとして、「オレンジハートフォトコンテスト」が行われています。オレンジのものが映っていれば参加できますので、詳しくは「認知症の人と家族の会」のホームページでご確認ください。