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2025.10.20 「福井芸術・文化フォーラム」

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ケアモアでは、介護や福祉に関するお話を、様々なゲストをお迎えして伺っています。

今回は「福井芸術・文化フォーラム」から、荒川裕子さんにお聞きしました。

「福井芸術・文化フォーラム」は舞台芸術を中心に様々な文化事業を行っている団体です。これまでに「見る」だけではなく「参加する」芸術文化活動も多く進めてこられました。
その活動のひとつに「みんなで舞台に立とう」があります。これは主に知的や発達の障がいのある方を中心とした舞台公演のこと。2005年から毎年、公演を続けてこられています。荒川さんもその活動を広げようという活動に参加されています。
そのほかにも発表会や展示会など様々な活動を行われてきましたが、その中で荒川さんが気になったのは「障がいがあるのにすごいね」という言葉。作品を見るのにへだたりがあり、そのまま見てもらうことの難しさを感じたそうです。
皆さんでそのことについて話合う中で気づいたのは、閉じていた世界ではなにも変わらないということでした。
その中で10月25日(土)
「障がい者芸術文化祭2025~TEMPU 天賦を、ひらく~」開催、
ハピテラスでは、障がいの有無を超えて響き合う「天賦ステージ」があり、演奏やライブペインティング・合唱などのパフォーマンスが、
また2階しあわせ広場では、ムラタクンとKaitoさんの二人展も行われました。
ムラタクンはフリーハンドで設計図を書き組み立てる作品で、これまでに1000体以上の、それぞれのストーリーを持つロボットを作り出してきました。
Kaitoさんは、小さな「棒人間」の集合体を太さや色の違うボールペンで描くアーティストさん。まるで点描画のように繊細な作品です。
今後も様々な表現や挑戦を通して、それぞれの内面の変化を起こす体験がうまれていきそうです。ぜひ、舞台を見たり参加したりして、皆さんも一緒に魅力を感じてみて下さい。