ケアモアでは、介護や福祉に関するお話を、様々なゲストをお招きして伺っています。

今回は、株式会社プロダクト・マイスターから渡邉義信さんです。月に一度、第四月曜日にご出演頂き、この春からはじまった福祉事業所と企業をつなぐ活動についてお聞きしています。
株式会社プロダクト・マイスターは、福井県鯖江市に本社があります。製造メーカーの製造ラインを丸ごと請け負う会社ですが、自社に持ってくるのではなく、企業に人が行くという形で請け負っています。これまでに、スマートフォンや自動車で使われる部品、水栓金具・眼鏡など、様々な分野のお仕事を受けられています。
今回は、プロダクト・マイスターが行う福祉事業所の皆さんへのサポートについて伺いました。
それぞれが得意・興味のある分野などでその能力を発揮されている皆さんですが、取り組む内容や状況によっては、習得までに時間がかかることや、気持ちが前を向かないといったことがあります。
そこでプロダクト・マイスターでは、グループで一つの仕事を担う・カバーしあえる環境を作ることを考えておられます。みんなが同じスキルを持つことで、自分がいなければというプレッシャーが減り、安心して働ける。また環境を整えることで、その人本来のもしくは、それ以上の能力を発揮される場面もあり、できる限りいきいき働ける環境を管理者側が作っていければというお話でした。
また継続的な気持ちの面でのケアも行っています。仕事への責任感から、例えば休みたい・辞めたいと思っていても、それを伝えられないと心の負担になっていきます。つらい時は「つらい」「やめたい」と言える環境、受け入れられるという経験もその次のステップへとつながることも多く、まずは心のトレーニングとして、思っていることをそのまま・軽く言えることも重要だということです。
来月は企業側がどんな疑問や不安をお持ちか、そこにどう対応されているかについてお聞きします。
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