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2024.12.16 遊びの環境をデザインする会社「ジャクエツ」

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ケアモアでは、介護や福祉に関するお話を、様々なゲストをお招きして伺っています。

今回は株式会社「ジャクエツ」から、田嶋宏行さんにお聞きしました。



株式会社「ジャクエツ」は福井県敦賀市にある「遊びの環境をデザインする会社」です。遊びを通じて様々な人が自己表現し、つながりを深め、社会が活性化することを目指して遊びに関する様々な研究や製造を行っています。現在、全国に営業所を展開し、約40,000の幼稚園や保育園の教材や遊具を作ったり、公共施設・商業施設の遊びの環境のデザインも行っています。

そしてこの度、ジャクエツの遊具プロジェクト「RESILIENCE PLAY GROUNDプロジェクト」が、公益財団法人 日本デザイン振興会が主催する、2024年度グッドデザイン賞の大賞である「内閣総理大臣賞」を受賞されました。障がいの有無に関わらず、誰もが遊ぶことのできる遊具の開発を、医療と遊具の分野を超えて実現したプロジェクトです。

遊具は3つ。トランポリン遊具の「YURAGI」、ブランコ遊具の「KOMORI」、そしてスプリング遊具の「UKABI」です。

特に「医療的ケア児」も一緒に遊べるというのが大きなポイント。一般社団法人オレンジキッズケアラボの皆さんにも参加してもらいながら進めてきました。

遊べないと思っていた子どもたちも、実はみんな遊びを持っている。実際に開発製造に取り組む中で、ジャクエツの皆さんが気づかれたことです。これからも、医療的ケア児と遊びたいと思ってくれている人たちに寄り添えるツールを作ること、そしてそれらを発信していくことで、優しい社会が生まれることに挑戦していきたいというお話でした。

「ジャクエツ」について詳しく知りたい、遊具を設置してみたいという方は、「ジャクエツ」で検索して、ぜひホームページをご覧ください。