■■ケアモア~あなたが楽しく生きるためにできること~■■
毎週月曜 朝9時から Morning Tune内で放送中です。
今日は、福井大学 ヒューマンインターフェース研究室 田中琴子さんにお越しいただきました。ヒューマンインタフェースとは、人間と機械をつなぐ、間の部分のことをさします。
福井大学ヒューマンインタフェース研究室は、
義手やコミュニケーション支援システム、脳波を用いた集中や睡眠に関する研究など、
困り感を持つ人々をサポートするような研究を行っています。
今回ご紹介いただいたのが、人にやさしい植木鉢「笑壺ちゃん」
M5Stackというマイクロコンピュータと、色々なセンサが付いた、小さな植木鉢です。
小さなディスプレイが付いていて、
そこには壺をモチーフにしたキャラクター「笑壺ちゃん」が表示されます。
笑壺ちゃんとコミュニ―ケーションを取りながら、植物を育てることができるシステムです。
普段はこのように・・・・・
すやすやと眠っているんですが、
植えた植物に適する水分量が満たされなくなると
お水が欲しいな!とディスプレイの笑壺ちゃんが教えてくれます。
このセリフを言われたら水やりのチャンス!
水をあげると「ありがとう!明日もよろしくね!」
と感謝の言葉をかけてくれるんです。
そのほか、環境が植物や人間に適していない場合、アドバイスを行います。
例えば、室温が寒すぎたり暑すぎたりする場合は「寒いね」「暑いね」と言ってエアコンの使用を勧めます。
また、あらかじめ把握している就寝時刻を過ぎている場合は、「もう眠いよ」と言って就寝を促します。
なんと賢い・・・・・!!!!
植物を枯らすことが多い私も、この笑壺ちゃんがあれば元気に育てられるような気がしますし、
室温や照度などを客観的に見てアドバイスをくれるので、熱中症などのリスクを減らすことができそうです。
情報収集もできますよ!定期的に笑壺ちゃんを世話することで、生活リズムが整い、
笑壺ちゃんも生活リズムを整えるようなアドバイスができるようになります。
それからコミュニケーションもとれます。笑壺ちゃんはペットのような存在にもなれるはず!
いろいろな可能性を秘めた「笑壺ちゃん」。
製品化が楽しみです!