2023.5.22 低出生体重児のママのサークル「カンガルークラブふくい」

ケアモアでは、介護や福祉に関するお話を、様々なゲストをお招きして伺っています。

今回は、NPO法人「カンガルークラブふくい」から、代表の小村真美さんと、曾山身江子さんにお聞きしました。



カンガルークラブふくいは、低出生体重児のママたちで作るサークルです。

低出生体重児とは、2500ｇ未満で生まれた赤ちゃんのこと。1000ｇ未満で生まれてくる赤ちゃんもいます。小さく生まれた赤ちゃんは、生まれた後にも医療的ケアが必要となる場合も多く、そのまま入院となることがほとんどだそうです。そしてママは突然の出産になり、赤ちゃんの成長に不安を抱える方も少なくありません。

そこで結成されたのが「カンガルークラブふくい」です。小さく生まれた赤ちゃんのママたちが集まって「おはなし会」を開き、情報を交換したり、気持ちをお話するなどしています。

また今年３月には、カンガルークラブふくいも制作に関わっていらっしゃる「ふくいリトルベビーハンドブック」が完成しました。

ここには低出生体重児それぞれの大きさに合わせた成長曲線や、入院している赤ちゃんの様子を病院の先生に聞くことができる交換日記のページ、また先輩ママや家族の皆さんの温かい言葉も書かれています。

「ふくいリトルベビーハンドブック」は、1500ｇ未満の赤ちゃんに病院から配布されます。低出生体重児で1500ｇを超える方などで、配布を希望される方は病院や、市町の母子保健担当課にお問い合わせください。

またおはなし会に参加をご希望の方は、インスタグラムで「カンガルークラブふくい」と検索して、DMからご連絡ください。