ケアモアでは、介護や福祉に関するお話を、
今回は、社会的養育総合センター「一陽」から、霜 大輝さんにお聞きしました。
「一陽」は福井県越前市にある施設です。児童家庭支援センター・ 児童養護施設・子育て支援センターと、3つが集約し「 社会的養育総合センター」として、 地域の中でこどもに対する悩みなどを、 解消するためのサポートをしたり、共有したりしています。
そんな一陽に、今年4月新たな施設「地域支援センター」 ができました。
ここはケアリーバーのサポートや、 ヤングケアラーや生活困窮家庭のお子さんなどの支援や、 それを支援する方への研修の場としての施設です。
ケアリーバーとは、児童養護施設のような施設や、 里親家庭などを経験したこどもたちを指します。場所によって、 自立しなければならない年齢は様々ですが、 施設では18歳や20歳ごろには退所しなければいけないこともあ るそうです。そのあとの生活は、 もちろんそれぞれで違ってはいるものの、過去の全国調査では、 約20%が赤字に陥っているというデータもあったそうです。 また孤立や孤独を感じる人も。
「一陽」ではケアリーバーを支援するため、食料などを送ったり、 定期的に連絡が取れるようにしています。また新しい施設では、 一人暮らしの体験や練習もできるようになっています。
実際に利用してみたい、相談したいという方は、 まずはお電話でお願いします。利用の対象になるかなども、 その際にご確認ください。
電話番号は 0778-43-5514です。