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2023.3.31 ある日、突然カーボンニュートラルディレクターになった県職員の話

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福井県庁の職員である岩井渉さんにお越しいただきました。

岩井さんは、38歳にして課長級相当の役職である「ディレクター」に任命されています。

なんのディレクターなのかというと・・・・


岩井さんがお持ちの冊子は「福井県環境基本計画」。

ココにもとってもかかわりの深い「カーボンニュートラル」のディレクターなんです。


皆さんも2020年10月の臨時国会で「2050年カーボンニュートラル宣言」が行われて以来、

メディアなどでもこの言葉が取り上げられることが多いので、見聞きする機会が増えているのではないでしょうか。

カーボンニュートラルとは、「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」ということです。

排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、

植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。


世界の平均気温は2020年時点で、工業化以前(1850~1900年)と比べ、既に約1.1℃上昇したことが示されています。

このままの状況が続けば、更なる気温上昇が予測されています。

こうした状況は、もはや単なる「気候変動」ではなく、私たち人類や全ての生き物にとって

生存基盤を揺るがす「気候危機」とも言われています。

【気候危機を回避するため、いまから取り組む必要ががある】・・・んです。

企業単位だけでなく、私たちが、個人でできる事もたくさんあります。

カーボンニュートラルディレクターは、こういった企業や個人への

カーボンニュートラルの周知や学びの機会の創出、を担う役職。

これからの「カーボンニュートラルディレクター」岩井さんに大いに期待です!!