こんにちは、飴田彩子です。
今日の空飛ぶ文庫は石川啄木の「ローマ字日記」を取り上げました。
この日記は、明治42年（1909年）4月から数か月間だけ書かれたもの。
なぜ啄木は、わざわざローマ字を使って日記を書いたのか。
今日はその謎に迫ってみました。
お話いただいた福井県立大学教授、木村小夜さん。
歌人として有名な啄木ですが、
日記を読むと、小説家を目指してもがき苦しんでいたことが分かります。
新聞社の校正の仕事をさぼったり（なのに給料の前借りばかりしている・・・）、
家族を東京に呼び寄せることに二の足を踏んだり、
友達と馬鹿騒ぎをしたり、かと思えば文学に対する熱い思いを語り、
そして書いては投げて、投げてはまた書いて、という日々。
太く短く、26年という短い生涯を駆け抜けた啄木の日記。ぜひご一読を。
今日お送りした曲は、
石川啄木が作詞を手掛けた楽曲「初恋／森山良子」でした。
2016/04/14（木）放送分
- 2016.04.14 Thursday -
